空を見上げると、そこには「雲」があります。科学的には大気中に水滴や氷の粒や固まっているものを示します。しかしながら、スピリチュアルな観点から見ると、雲というのはエネルギーの影響を強く受けるもの。美しく晴れたセドナの空にも、雲は存在しています。そして、それは時として奇跡的な姿を見せてくれるのです。
奇跡的なものをはじめとして、様々な姿を見せてくれる雲ですが、空気の流れや、温度差などによって形が決まることから、雲の形を見るだけで、ある程度の天気を把握するという「観天望気」という技法を昔の人は生み出しました。現在では雲による天気予報程度な意味合いを持つ言葉になっていますが、観天望気は文字通り「気」を見るための方法でもありました。
かつての日本では気を観ることで、様々なことを観測していました。たとえば、山から立ち上る気を観ることで、そこにどのような鉱物が眠っているのかを探したり、武将同士が合戦をするときに、相手の軍隊から立ち上る気を観て、戦意を読み取ったりしていたのです。
こういった方法に関しては、ある程度特別な才能が必要だったわけですが、雲に関してはご存じの通り、誰でもその姿を見ることができます。そんな雲を生み出すのには、自然のエネルギーや生命エネルギーが関連しているとして、雲を消す装置を作った人物がいました。生命エネルギーを生み出すとして現在でも使われている「オルゴンエネルギー」を提唱した、ウィルヘルム・ライヒは、雲の生成にオルゴンエネルギーが関連していると考え、それを取り除くことで雲を消し去ることのできる「クラウド・バスター」という装置を作成し、実際に雲を消し去ることに成功しています。
ちなみに、雲を消すといえば、ある程度の気功を使える人も行うことができます。自分の気によって雲の気を切ったり、雲の気を感じて薄くするなど人によって方法は違うのですが、こちらも比較的簡単に雲を消すことが可能です。
このようなことを考えると、雲とは自然エネルギーや、生命エネルギーといった目には見えないエネルギーと深い関係がある可能性が高いといえるでしょう。それは、天使や龍神といった存在からのメッセージが雲を通して表現されることからもわかります。
この記事の冒頭で紹介した写真は、まさにそんな天使からのメッセージといえるでしょう。このような天使の羽根をした写真というのは、世界各地で多く撮影されていますが、特にセドナでは多く見られています。
なぜ、セドナで天使の羽根の形をした雲が多く目撃されるのでしょうか? それは前述したようにエネルギーと関係しているのでしょう。パワースポットとして強力なエネルギーを持っており、天と地を繋ぐほどのエネルギーが発生している土地だからこそ、エネルギーに敏感に反応する雲が、様々な存在からのメッセージを受け取り、姿を変えやすい状態になっていると考えられます。
これからセドナを訪れようと思っている方は、土地のエネルギーばかりに気を取られずに、空を見上げてみましょう。そこには、天使などの高次の存在からによるメッセージを具現化した雲が浮かんでいるかもしれませんよ?